■障害等について
・障害部位 総合等級3級(両下肢3級及び上肢6級) ・手帳取得年齢 41歳(平成27年)
難治性腰下肢痛の為に,自宅ではリハビリの為に,自力歩行しています。
・外出時には,電動車椅子です。主治医より,数年後には,歩けない時が来る事は宣告を受けた為
に,車椅子を使用しています。
・症状は,両下肢(特に左下肢)の痺れと左腰の痛み等です。
・普通自動車第1種運転免許は、障害を考慮し、令和元年に返納。
運転経歴証明書を所持しています。
■障害特性と自己対処
・難治性腰下肢痛(腰椎椎間板ヘルニア術後)という病気のために,両下肢に障害がでております。
脊髄刺激療法(SCS)をしています。
通院は,定期的に月1度か2ヶ月に1度です。数年後、入換手術あり。
・緑内障(右目) 定期的に通院治療中です。
・両肩峰下インシデント症候群 経過観察です。
・腸閉塞 入院して、完治済。
・糖尿病 定期的に通院治療中です。
・多汗症 漢方薬等を服用。膠原病の血液検査を結果待ちです。
・一過性意識障害(失神及び意識消失)
2023年、主治医に相談した結果、心電図モニターを埋め込むことで、24時間記録され、監視体制は
万全です。もし、不整脈(失神)が検出されれば、心臓ペースメーカーを検討するそうです。
令和元年9月末に検査入院し原因不明でした。失神及び意識消失は、
10代からありましたが、令和元年8月に多発した為に、検査入院しました。今後は、薬や治療はありません。
時間としては、約2~3分の一過性意識障害(失神及び意識消失)ですが、寝落ちに近い状態です。
意識消失の頻度としてはあまり多くなく、日常生活への大きな支障はありません。夕方から夜にかけてリラックスした状態の時に多いです。業務中(例えば電話対応中など)に起きたことはありません。決して、てんかんではありませんでしたのでご理解よろしくお願い致します。
■脊髄刺激療法(SCS)の概要について
脊髄刺激療法(SCS)とは痛みは通常、外傷などの有害刺激から生じる感覚であり、
有害刺激で生じた信号(痛みの信号)が脊髄を経由し
脳に伝わって、初めて「痛い」という感覚を生じます。神経障害性疼痛では、神経系の異常から
有害刺激がなくても異常な痛みの信号が脳に送られています。
脊髄刺激療法(SCS)は、脊髄に微弱な電気刺激を流すことで、神経障害性疼痛にみられる
異常な痛みの信号を脳に伝わりにくくします。
脊髄刺激療法(SCS)で痛みを和らげることができますが、痛みの根本原因を取り除く治療ではないので、痛みがなくなるわけではありません。
SCS=Spinal Cord Stimulation
■脊髄刺激療法のしくみについて
1 腹部または臀部に植込まれた刺激装置は、微弱な電気を硬膜外腔に植込まれた
リード(細くて柔らかいワイヤ)に送ります。
リードが植込まれているところは、硬膜外ブロックで注射針を刺す部位と同じところ
(硬膜外腔)で、脊髄を保護している膜の外側であり髄腔内ではありません。
2 リード先端の電極から、脊髄内を走行している太い神経に電気刺激を送ります。
3 脊髄内を走行している太い神経に電気を流すことで、神経障害性疼痛にみられる異常な痛み
の信号が脳に到達する前にブロックされます。
4 電気刺激の感じ方には個人差がありますが、「痛み」に代わって、「トントンという感じ」
や「マッサージするような感じ」がします。
■家庭および職場で注意が必要な製品について
次にあげるような電磁波を発生する装置や機器には、近づかないでください。近づくと刺激が一時的に強くなり、不快感を生じる可能性があります。また、刺激のONとOFFが切り替わってしまうことがあります。
影響を避けるためには、これらの電気製品や電気干渉(EMI)から離れるか刺激装置の電源を OFF にしてください。
•工業用電気機器(溶接機/誘導加熱炉/爾気抵抗溶接機)
•通信機器(マイクロ波送信機/リニアパワーアンプ/高出力アマチュア無線)
•高圧送電線・発電施設
•IH炊飯器•電磁調理器
•医療用電気治療器
•磁石(マグネット式キー/マグネットクリップ)
•磁気治療器(貼付用磁気治療器/磁気マット/磁気枕など)
■注意が必要な設備について
次の装置に近づく際は、本手帳を見せ、特別措置を必要とする旨をお伝えください。装置に近づくと刺激感覚が一時的に強くなり、不快感を生じる恐れがあります。
•盗難防止装面(デパート・図書館・他の公共施設の出入口に設置)
•金属探知器(空港のセキュリティー検査)
■その他
脊髄刺激療法(SCS)に関しては,数年後に手術(置換)があります。
薬・ブロック注射・漢方薬も服用しましたが,効果がない為に服用しておりません。